このページは、「現逃の日々」のウェブサイトの、宇宙Newsのページです。
全体トップへ戻るには、
PC 現逃の日々←をクリック。
スマフォ 現逃の日々←タップ
中性子星は非常に小さな天体です。直径で20Km程度。大気もあります。1mくらい。しかし、質量は太陽ほどもあります。
大質量の恒星の超新星爆発によって中心核が圧縮されて誕生する。また、中性子星として存在出来る大きさには限りがあります。なぜなら、大きくなるとブラックホールになるからです。
理論上、質量が太陽の1.5~2.5倍が最大の大きさで、小さいサイズで太陽の0.1~0.2倍程と考えられています。
中性子星の合体により観測される電磁波放射現象にキロノバがあります。キロノバは、中性子星合体で作られた元素が放射性崩壊を起こし電磁波となって放射される現象。
つまり、キロノバの観測でスペクトル分析が行える。しかし、個々の元素の特定は難しかった。
過去の中性子星合体で得たデータの新たな分析により、ストロンチウムの存在が確認出来ました。ストロンチウムは天然の鉱物に存在し、塩化ストロンチウムなどは地球でもありふれた物で、花火の赤色などは塩化ストロンチウムです。
今回の発見は、中性子星同士の合体から重元素が作られる事が示されました。
鉄より重い元素の生成には高温高圧と自由中性子が必要だと考えられています。
今の私たちは、超新星爆発で生まれた&中性子星合体で生まれた物に囲まれて生活している事になりますね。恒星の中心も高温高圧ですが、誕生する最も重い元素は鉄止まりです。