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ブラックホールは、たくさん宇宙の中にあると考えられています。
そんな中、銀河の中心部には巨大なブラックホールがほぼ存在しています。そんなブラックホールで活動的なブラックホールは高速で噴き出すジェットが観測される事があります。強い電波を放出する事から電波ジェットとよばれています。
ジェットのエネルギー源やメカニズムは謎の部分が多い。また、材料となるプラズマの供給源も分かっていない。ブラックホールの回転エネルギーでは?と示唆されていますが有力な理論が存在していないのが現状です。
活動的にみえるブラックホールでは、ブラックホールに吸い込まれる物質が降着円盤となり存在しています。が、ブラックホールの強い磁場が障壁となり降着円盤の中のプラズマを電波ジェットに運ぶ事は出来ないのではないかと考えられています。
そんな中、ブラックホールで発生するフレア現象が、電波ジェットにプラズマを運ぶ力になっているのではないか?と、新しい説が示唆されています。
太陽などの恒星でみられるフレアと同じ現象。磁力線がつなぎ変わる時に、突発的に開放(爆発的に吹き上がる)。その時にプラズマ粒子にエネルギーが供給される(加熱)。
そのエネルギーは、恒星で起こるエネルギーと桁違い。さすが巨大ブラックホールともなると10億倍になると考えられています。
そのため、今までのモデルよりフレア現象を考慮すると10万倍多いプラズマを電波ジェットに供給できる計算になるそうです。これは、銀河によって電波ジェットの強弱がある事も説明出来る。
今まで持続時間が数分のフレア現象は見逃される傾向でしたが、今後は短いx線フレアも観測可能な観測機器も登場して来ていますので、検証できる日が来るかもしれないと期待されています。
ブラックホールのジェットは、ほぼ光速で噴き出しているそうです。ものすごい勢いですね。非常に危険なエリアだと想像してしまいますね。