このページは、「現逃の日々」のウェブサイトの、宇宙Newsのページです。
全体トップへ戻るには、
PC 現逃の日々←をクリック。
スマフォ 現逃の日々←タップ
浮遊惑星(自由浮遊惑星)は、惑星と分類出来る質量をもっている天体。
その惑星は、恒星や褐色矮星などの他の天体の重力の影響を受けていなく公転していません。銀河を直接公転している惑星です。
恒星の周りを公転していないので、冷たい恒星間空間(宇宙)を漂っているので凍っている世界と考えられる一方、放射熱により大気を持つ事も可能との考え方も提唱されています。圧力によって遠赤外線放射が水素などの大気を通過出来ず、大気が凍らず維持されている可能性がある。
恒星の周りで作られている過程ではじき出されて浮遊惑星になる事も考えられ、恒星から受けていたエネルギーは途絶える。しかし、地球程度の質量でも水素やヘリウムなどを重力的に保持出来る。
断熱過程(外部との熱のやり取りがないが、状態の変化が起こる)の気体の対流があり、中心核の放射性同位体の崩壊による地熱により液体の海を持つ事も可能との計算もある。また、長い間において磁気圏や海底火山を持つものも存在するとの説もあり、衛星があるならば持ち続ける事も可能だと考えられています。
液体の海があり衛星を持っているなら、潮汐による加熱も考えられます。
そんな浮遊惑星ですが発見は難しい。暗すぎるためです。しかし、地球からみた時に恒星の前を偶然通過した時に重力マイクロレンズを利用して発見する方法があります。
様々な観測の結果、地球程度の浮遊惑星の発見もありました。その時は短い数時間しか観測チャンスが無い中、惑星の増光時間は短い。にも関わらず、地球程度の浮遊惑星の発見は2例ありました。
偶然検出出来る確率は非常に低い事から、浮遊惑星はありふれた存在の可能性が考えられます。様々な計算から、我々の天の川銀河には1兆個以上存在すると考えられています。
地球サイズ程度の浮遊惑星は、巨大な惑星より浮遊惑星になりやすいと考えられています。弾き飛ばされやすいためです。
さらなる観測が期待されますね。