10月, 2020 のアーカイブ

大質量星の形成に塩

Posted in 恒星 on 2020年10月22日 by けろけろ

 

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大きな恒星。ベテルギウスなど我々の太陽より10倍以上の質量を持つ恒星の最後は超新星爆発を起こす。

恒星は、宇宙の塵やガスを材料に誕生する。太陽程のサイズならば、原始星の周りを円盤状にガスが取り巻いて原始性の重力によってひきつけられ円盤に滞留し原始星へと流れ込んで行く事が分かっています。

大質量の恒星も同じと考えられるが、あまり分かっておりません。

大質量原始星の周りに見つかる様々な物質の中に塩化ナトリウムも見つかっております。塩が重要なツールである事が分かった。塩化ナトリウムは、円盤の中の塵が破壊される事で飛び出したと考えられています。

また、原始星の高温の水蒸気からの電波でも検出されています。

その塩の分子を観測する事で、大質量星の誕生メカニズムの解明が進む事に期待があつまっています。

また、我々の太陽も塵が蒸発する程の高温状態があった事が隕石の研究から分かっています。塩と高温の水などを手掛かりに熱い円盤の観測を進める事で、太陽系誕生時を探るヒントも得られる事も期待されています。

水星表面の謎

Posted in 太陽系 on 2020年10月14日 by けろけろ

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太陽系第一惑星の水星。表面全体を削るほど天体がぶつかり、揮発性の元素を含む物質が供給されたとの計算が発表されました。

太陽系の惑星がほぼ今の大きさになっても、しばらく後期集積の時期がある。その時期は、小天体が沢山残っており数億年かけて惑星に降り注いだ。

その時期は、惑星の環境形成に大きな影響があると考えられています。
例えば、地球ならば衝突した小惑星からの氷により水が大量にもたらされたと考えられています。

惑星形成過程の軌道の計算などにより、小天体の総質量は計算できます。
様々な計算により水星の表面は50mから10km削られたと考えられます。

さらに、水星の軌道では存在しにくい物質が衝突により蒸発ののち冷えて固まり水星表面に供給されたと考えられています。

この計算結果は、太陽に近いにもかかわらず揮発性元素が存在している謎がありましたが、矛盾しない説となっています。

日本と欧州の共同の探査機が水星到着(2025年)をめざし宇宙を旅しています。
表面形成のシナリオが解明される事に期待が集まっています。

水星は、太陽に近い為に過酷な状況が写真に撮られたりしていますが、永久影には水の存在なども明らかになっています。

水が無いのに水星とな?って所から、水の発見はなんだかよかったですね。
さらなる解明に期待がふくらみますね。